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水のコラム

トイレにティッシュを流してしまったときにすぐできる対処方法

2023年09月27日 トイレのトラブル


ティッシュペーパーは多目的に使えるアイテムですが、トイレットペーパー代わりに使おうとするとトイレ詰まりを起こす可能性があります。一見どちらも同じペーパーのため、違いがわからない方もいらっしゃるかもしれません。


この記事では、ティッシュペーパーをトイレに流してしまったらどうなるのか、影響やトラブルの理由について詳しく紹介します。ティッシュペーパーとトイレットペーパーの役割や違いについて、ぜひチェックしてください。



トイレにティッシュを流してしまったらどうなる?


トイレでティッシュを流すとき、一見問題なく流れていったように見えても、実はトイレットペーパーのように分解されずに流れるのです。


トイレットペーパーは排水管の中で流れながらバラバラになり、元が紙だとわからなくなるほどに細かくなりますが、ティッシュペーパーはそれ自体が破れにくいため、流れていく過程で詰まりを起こす場合があります。


トイレにティッシュを流すと詰まる理由


トイレにティッシュを流すのはNGといわれていますが、なぜ詰まりやすいのでしょうか。詳しく理由をみていきましょう。


トイレットペーパーと異なり水に溶けないから


ティッシュペーパーは「パルプ」と呼ばれる木片から作られています。高熱でチップを処理すると、クラフトパルプと呼ばれる軽い素材に変化し、水と混ぜながら紙の原料ができあがります。


ティッシュペーパーは、簡単に破れないように長い繊維をもつ針葉樹のパルプから作られることが多く、増強剤を混ぜ込んでほぐれにくく加工しています。そのため、トイレットペーパーのように水をかけただけで分解されず、ハンカチ代わりとして使えるのです。


少量でもトイレを詰まらせる可能性があるから


トイレにティッシュを流してしまったときは、詰まってしまう可能性を考えて準備しておきましょう。ここからは、事前準備から対処法までを順番に紹介します。


事前準備


事前準備として、まずティッシュがどの地点にあるのかを確認します。手前にありティッシュの一部が目視できる場合は、比較的時間をかけずに取り出せる可能性があります。


次に、次に紹介する対処法①〜⑥に使うアイテムを探します。ラバーカップや真空式パイプクリーナーは、詰まりが比較的奥で発生したときに役立つアイテムですが、すぐに手に入らない環境ではペットボトルが役立ちます。


ラバーカップの代わりにペットボトルを使うときは、半分から下を切り落として使えるように準備しておきましょう。


詰まりの内容がティッシュペーパーだけではない(排水管が汚れており狭くなっている可能性がある)場合は、ペーパーとは別に汚れを分解する必要があるため、重曹とお酢のような解消アイテムを用意しましょう。


重曹とお酢では解消できないしつこい汚れで詰まりが発生していると考えられるときには、トイレ詰まり専用の薬剤を購入してください。


対処法を試してみて、それでも詰まりが解消されなければ水道業者に連絡しなければなりません。連絡先を確認し、集合住宅に住んでいる方は管理会社や所有者・オーナーに連絡することを考えて、電話番号を手元に控えておくと良いでしょう。


対処法①時間を空けて様子を見る


トイレが詰まったとき、慌てて何とか対処しようといろいろな事を試すのは、かえって詰まりを悪化させるおそれがあります。


そこで、対処法のはじめとして時間をおき、その場が変化するかどうか様子を見てみましょう。水漏れがある場合はすぐに水道業者へ連絡しなければなりませんが、詰まっただけであれば30分程度そのままにして変化を確認してください。


時間をおいても特に変化がなく、水道が詰まったままのときには対処法②を試してみましょう。


対処法②ラバーカップで詰まりを解消する


対処法②は、時間をおいても詰まったまま変化せず、何かが排水を妨げているときに試す方法です。


手軽に詰まりを解消できる「ラバーカップ」を用意してください。対処法①を試している間にホームセンターやドラッグストアへ買いにいくか、自宅にある使い慣れたものを使います。


ラバーカップの半円になっている部分を、トイレの排水口に押し付けます。水が逆流して便器内に溜まっている場合は詰まりが取れたときに水が跳ねたり漏れ出したりするので、バケツである程度汲み出してからラバーカップを押し付けてください。


カップを押し付けてから、そのまま柄を持って手前に引きます。押して引く動作を何度も繰り返し、圧力をかけて詰まっていたものが便器内に戻ってくるか確認してください。特に変化がなければ、対処法③や④に移ります。


対処法③ペットボトルやハンガーで詰まりを解消する


ラバーカップでは詰まっているものが取り除けない場合や、ラバーカップが手に入らないときには、自宅にあるものでも詰まりの解消ができます。


ワイヤー製のハンガーの先端を丸くして、丸くなったほうをトイレの排水口内に入れてから上下左右に動かしてみてください。


ワイヤー製のハンガーがなければ、ペットボトルの半分から下を切り落とし、飲み口を持ち手にして空洞になった部分を排水口に押し当て、ラバーカップの要領で動かしてみましょう。


対処法④真空式パイプクリーナーを使う


ラバーカップよりも強力な方法としては、真空式パイプクリーナーも活用できます。ラバーカップの柄をハンドルにしたような形状で、ハンドルを押し引きすることで強力に圧力がかけられます。


ラバーカップは手動のため、なじみがないとなかなか使いこなすのは難しいかもしれません。ラバーカップと真空式パイプクリーナーのどちらを購入するか迷ったときは、真空式パイプクリーナーが1台あると安心です。


対処法⑤ぬるま湯を流す


詰まりの原因がお湯に弱いものや水に溶けるものであれば、ぬるま湯を流すだけでも効果が期待できるかもしれません。


まず、トイレの便器内に溜まった水を可能なかぎり汲み出し、トイレ以外の場所に排水して、便器内の水を減らしておきます。次に50℃程度に沸かしたお湯を、約1.5リットル用意します。


用意したお湯を便器の中に流し入れていきます。勢いをつける必要はなく、お湯が冷めないように時間をおかずに流し入れてください。


お湯の温度は50〜60℃程度までにとどめ、それ以上の熱湯は流し入れないようにしましょう。便器に使われている素材は熱に弱く、割れてしまうおそれがあります。


ティッシュペーパーのように、丸めたまま形を保って流れていくものはお湯によってふやけるので、詰まりの解消に効果が期待できるでしょう。


対処法⑥重曹と酢を使って紙を溶かす


詰まった原因が排水管の汚れにある場合は、重曹と酢を使った洗浄もおすすめです。しつこく頑固にこびりついた汚れは専用の薬剤を使わなければ分解できませんが、軽度な汚れであれば重曹とお酢の組み合わせが役に立つでしょう。


まず、トイレの止水栓を閉め、ウォシュレットを使っているトイレでは電源コードを抜きます。次にトイレ内のドアや窓を開放した状態で、重曹150gとお酢100mlの順番に便器内に流し入れてください。便器内に大量の水がせり上がっている場合は汲み出しておきます。


重曹とお酢が反応し、炭酸ガスが発生したのを確認してから、50℃程度に温めたお湯を約1.5リットル注ぎ入れます。そのまま1時間ほど放置し、詰まりの状態に変化が起きたかを確認してください。


トイレにティッシュを流してしまった時のNG行為


トイレにティッシュを流してしまったときは、詰まってしまった!何とかしなければ!とパニックになってしまうかもしれません。


焦りに任せて対応しようとすると、かえって詰まりが悪化するおそれがあります。ティッシュを流した際にやってはならないNG行為についてもみていきましょう。


ブラシを使って無理やり詰まりを解消しようとする


トイレブラシ、またはワイヤーブラシのような詰まり解消アイテムを使って、無理に詰まりを解消しようとするのは避けましょう。


強く便器内をこすると、詰まっている部分だけではなく排管の内部も傷つけることになります。仮に、固形物がはまり込むタイプの詰まりであれば、ブラシでこする行為はあまり効果が期待できません。


また、マンションやアパートのような集合住宅は自己所有の物件ではないため、むやみに設備を傷つけることのないように注意が必要です。


紙を分解できないと明言されている薬剤を使う


「パイプユニッシュ」のように、詰まりの解消に効果が期待できる薬剤の中には、トイレットペーパーやティッシュペーパーの分解ができないものもあります。


トイレ専用の薬剤かどうかは、製品のパッケージに記載されています。薬で溶けるものと溶けないものが確認できるので、使用前に必ず確認してから使用してください。


無理やり水を流す


「水の量が足りなくて流れないのかもしれない」「流しきるには水圧を加えよう」と思い、必要以上に水を流してしまう方もいらっしゃいますが、これは逆効果になります。


詰まりが発生しているときは、原因に対処するために便器内の水は減らしておく必要があります。無理に水を流そうとすると、詰まりの程度によっては水を押し返し、逆流するおそれがあります。


熱湯を流す


熱湯はトイレに使われている材質にとって悪影響となります。便器には、陶器と同じ陶材が使用されていますが、陶材は熱湯で割れやすくなるために、詰まりを溶かせるからといって100℃近い熱湯を流し入れないように注意してください。


陶材が破損すると、割れや欠けの部分から水が漏れ出して水漏れを起こすおそれがあります。破損したトイレを使い続けるのもリスクが大きくなるため、詰まりを安全に取り除くためには専用のラバーカップを使うようにしましょう。


ティッシュを使う際の注意点


トイレットペーパーのかわりにティッシュを使う際は、以下の3点に注意してください。


少しずつ流す


ティッシュペーパーは一気に流すと形を保ったまま排水管の中で詰まってしまいます。どうしても流さなければならないときは、少しずつ量を調節しながら流してください。


水に流せるティッシュを使う


水に流せるティッシュは、トイレットペーパーと同じように水の力で分解されます。しかし、大量に流すと詰まりやすくなるため、トイレットペーパーと同じだからといって一気に流さないように注意しましょう。


トイレに流さず捨てる


節水トイレや、厚手で水に溶けないティッシュペーパーを使うようなケースでは、詰まってしまう可能性を考えてゴミ箱に捨てる方法がおすすめです。ただし、排泄物の付着した状態でそのまま捨てるのではなく、ゴミ袋に入れて外から見えないようにするなど、衛生的な方法で処分しましょう。


ティッシュ以外のトイレに詰まりやすい製品


トイレットペーパーがトイレ内に見当たらず、代用としてティッシュを使わなければならないときには、どのようなポイントに注意するべきなのでしょうか。


少しずつ流す


ティッシュペーパーはトイレットペーパーのような分解能力がなく、丸めて流すだけでも詰まりの原因になります。


鼻をかんだり汚れを拭き取ったりする際に破れにくくするため、パプル原料に特殊な材料を混ぜて繊維を結合させているので、トイレットペーパーのように分解がされにくくなっているのです。


どうしてもティッシュペーパーを使わなければならない場合は、少しずつ流すようにしましょう。排水管に詰まるほど厚みをもたせないように注意し、1回の拭き取りにつき1回流すようにするなど、工夫して詰まりを防ぎましょう。


水に流せるティッシュを使う


「水に流せるティッシュ」と呼ばれるものは、一般的なティッシュペーパーよりもトイレットペーパーに近い性質をもっています。水に触れると分解される「水解性」の性質で、使用後にトイレへ流しても詰まりにくくなっています。


ティッシュペーパーをトイレで使わなければならない状況では、水に流せるティッシュが役立ちます。ただし、水解性の紙でもトイレットペーパーと同じく大量に流すと詰まるおそれがあるため、使用量には注意が必要です。


トイレに流さず捨てる


水に流せるタイプではない、一般的なティッシュペーパーの場合は、無理に流そうとして詰まってしまう可能性があります。その場合は、トイレに流さずに新聞紙に包んで、ビニール袋に入れてから捨てるなどの方法が確実です。


トイレではティッシュペーパーをトイレットペーパーとして使うことが多いので、手でティッシュペーパーを破って小分けにしてから捨てることができません。一方で、水の圧力や流れを受けても分解されにくいものなので、トイレに流すのは避けて廃棄することをおすすめします。


こちらの記事では節水トイレが詰まる原因について解説しています。詰まる前兆、対処方法も紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

節水トイレが詰まる原因とは?一般的なトイレとの違いと対処法


ティッシュ以外のトイレに詰まりやすい製品


日本国内で使われているティッシュペーパー以外にも、トイレに詰まりやすいものに注意が必要です。ここからは、ティッシュ以外でトイレに詰まりやすい製品についてチェックしていきましょう。


海外製のトイレットペーパー


日本国内で製造されているトイレットペーパーは、水によって分解されるように規格を守って作られています。


一方、海外製のトイレットペーパーは国によって規格が異なるほか、トイレに流すものとして作られていないペーパーもあるため、見た目が日本のものと変わらないからといって流してしまうと、ティッシュペーパーのように詰まるおそれがあります。


トイレットペーパーをゴミ箱に捨てるのが一般的な地域では、ティッシュペーパーのように燃やせるものとして作られており、流すためには作られていません。同じトイレットペーパーでも、国や地域によって質が異なることに注意が必要です。


トイレに流せる掃除道具


掃除後にそのまま流せるトイレシートやトイレブラシは、トイレ掃除を衛生的に行えるアイテムです。ただし、節水トイレのように水量が少ない場合には一度に流しきれず、排水管の中で詰まることがあります。


汚れで排水管の中が狭くなっている場合には、トイレに流せる掃除道具をそのまま流すのはおすすめできません。固形物のように硬い状態で流れていくと、狭くなったところにはまり込んで、水の逆流を招く場合もあります。


正しい方法でペーパーを使おう


今回は、トイレにティッシュペーパーを流してはいけない理由や、詰まったときの対処法について紹介しました。


トイレットペーパーで鼻をかもうとするとすぐに破れてしまい、使い物にならないと感じることがありますが、ティッシュペーパーも同様です。トイレットペーパーと同じ使い方をしようとすると、反対に破れにくさから詰まりを起こしてしまうのです。


トイレットペーパー自身も大量に流すと詰まりの原因になりますが、正しく使えば排水管に負担をかけず、気持ちよく清潔にトイレを使えます。トイレに入ったときは、ペーパーの正しい使い方や詰まりの予防について、ぜひ意識してみてください。


おきなわ水道職人では、水道局指定店として水回りに関するさまざまなトラブルに対応しています。24時間365日受付・ご訪問を行っているので、今すぐ相談したい場合もお気軽にご連絡ください。



監修者

監修者の写真

主任

和田 大輝

《略歴》

水道メンテナンスの第一線で活躍する和田大輝は、公益財団法人給水工事技術振興財団によって認定された給水装置工事主任技術者です。
私は国家資格としての優れたスキルと専門知識を有しており、給水システムにおける高度な技術力を誇ります。
当コラムでは、給水工事における主任技術者の視点から、水回りのトラブル対応のアドバイスや家庭で実践可能な応急対応等にについて解説しています。

保有資格:給水装置主任技術者

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