水のコラム
排水口掃除に重曹は有効?重曹掃除のメリットとデメリットを紹介!
2022年12月23日
キッチンのメンテナンス

重曹は昔から料理に使用したり、薬の成分などに使用されたりする身近な素材です。この成分が掃除にも使用できるということは、みなさんご存知かもしれません。人体にも無害で、いろいろ役立つ重曹にはメリットがたくさんあります。
この記事では、主成分や素晴らしい特徴などをご紹介していきます。メリットや使用上の注意なども理解しておけば、効果的な利用方法が分かります。ぜひ参考にして、楽しい掃除をしてください。
重曹の主成分や特徴とは
重曹は、炭酸水素ナトリウムなどと呼ばれています。弱アルカリ成分で酸を中和させる性質を持っているのです。人体に無害で、ベーキングパウダーや胃薬にも使われています。油汚れを中和させる効果や、研磨作用、発泡作用などを得意としています。
重曹の粒子は細かく水に溶けにくい
粒子はとても細かいのですが、水に溶けにくい特徴も持っています。しっかり溶かしたつもりでも、底に残っている場合があるので注意してください。ガラスなどに使用すると粒子がガラスに残ってしまいます。
そのため重曹を使用する際は、水で洗い流せる排水口の掃除に適しています。水と混ぜてお湯を加えることで、勢いよく発泡していくのです。この発砲には汚れを浮かして落とす特徴があります。最後には水でよく洗い流しましょう。
油汚れに効果がない場合もある
油汚れは、アルカリ性の洗剤を使うと落とすことが可能です。重曹は、アルカリ性の性質を持っているのですが、弱アルカリ成分であるため油汚れを落とすには少々低めの成分になっています。
排水口の油汚れが気になるときには、重曹をそのまま使用するのではなく、湯に溶かし加熱しましょう。そうすることでアルカリ成分が増し、しつこい油汚れを落とすこともできます。排水口に重曹をふりかけ、ぬるま湯を注ぐ工程はそのためです。
アルカリに反応してしまう素材はNG
アルカリ成分に反応してしまう、アルミや銅、革製品、天然繊維、大理石には使用できません。大理石のお風呂の掃除や、アルミ素材のキッチンでは変色を起こす場合もあります。
また変質変化を起こす可能性があるため、アルカリ成分に反応する素材を覚えておく必要があります。畳やフローリング、木材、藤家具、漆器、クリスタル食器なども避けておきたい素材です。使える素材をしっかり把握しておきましょう。
重曹の長所
使用できないものや効果がでない素材もありますが、魅力もたくさんあるのです。ここからは重曹の長所をご紹介していきます。
いろいろな形状で使える
いろいろな形状で使えるのが重曹の長所です。排水口の掃除には、重曹をふりかけお湯をかけて放置する方法が一般的に知られています。しかし、そのほかにも水を加えてペースト状にすることで、クレンザーとして使用できるのです。
重曹3:水1の割合で混ぜ合わせると重曹ペーストが出来上がります。汚れに密着するため浸透させて落とすことが可能です。頑固な汚れなどは、スポンジにつけて擦り洗いをすれば、汚れ落としの効果があがります。
吸湿防臭効果がある
弱アルカリ成分は、生ごみの臭いや皮脂、汗の臭いなどの臭いを防臭する効果があります。生ゴミや皮脂などは酸性成分が強いため、臭いも中和させることが可能です。悪臭のなかには、雑菌の繁殖が原因の場合もあります。
菌の増殖を抑える効果もあるため、悪臭が発生しやすい場所にふりかけて洗浄したり、置いたりすることで防臭効果が発揮されます。また湿気に対する作用もあり、湿気を吸い取ることもできるのです。
熱を加えるとアルカリ度がUP
弱アルカリ成分のため、アルカリ度はそんなに高くありません。しかし、熱を加えることでアルカリ度が上がる特性があるのです。熱を加えれば、しつこい油汚れに対応することもできます。
重曹を排水口に入れ、そこにお湯を注ぐと油汚れによるつまりを解消できます。ただし熱湯は、排水口や排水管を傷めてしまう可能性があるため、約50度から65度位のお湯を目安に流し込みましょう。
排水口のヌメリにはクエン酸と組み合わせられる
重曹だけでも、もちろん排水口の掃除に効果があります。しかし弱アルカリ性であるため、手垢や湯垢、皮脂や腐敗臭に効果があるだけで、水垢や石鹸カスなどには効果はありません。
そのため酸性成分であるクエン酸をプラスすることで、水垢や石鹸カス、人間の皮脂や垢まできれいに落とすことが可能です。ヌメリは汚れと細菌の繁殖で発生します。原因である汚れを重曹とクエン酸できれいに落としましょう。
排水口の掃除を重曹とクエン酸で行う方法
ここから重曹とクエン酸で組み合わせた、排水口掃除方法をご紹介していきます。簡単な方法ですので、ぜひ参考にしてチャレンジしてください。クエン酸が手元にない場合は、お酢でも代用できます。
重曹とクエン酸を1:2で混ぜ合わせる
重曹とクエン酸が混ざることによる化学反応を起こします。汚れを浮き上がらせて、剥がしながら落としていくのです。カップに重曹とクエン酸を1:2の割合で入れておき、混ぜ合わせておくのがポイントになります。
混ぜた粉末を排水口に入れる
次に混ぜ合わせておいた重曹とクエン酸の粉末を、排水口に入れていきます。排水口の中に、まんべんなく振りかけていくことがポイントです。入れたあとに50度から65度のお湯を注ぎます。水でも可能ですが、お湯を入れた方が効果が期待できます。
30分ほど放置する
少しすると発泡し始めます。重曹とクエン酸が混ざることによる化学反応で汚れを浮かせているので、30分ほど放置しておきましょう。しつこい汚れであれば、1時間程放置しておき、様子をみてください。
水でよく洗い流したら完了
最後に水でよく洗い流します。冒頭でもお伝えしましたが、重曹は水に溶けにくい性質であるため、良く流さないと残ってしまいます。そのほかしっかり洗い流すことで、浮き上がった汚れも剥がれ落ち水の流れがよくなるのです。
重曹での排水口掃除のメリット・デメリットは
重曹で排水口を掃除するメリットとは、いったいどんなことでしょうか。また、注意しなければならない点も合わせて確認しておきましょう。メリットとデメリットを理解しておくことで、有効的な重曹の使い方が分かります。
重曹で排水口掃除をするメリット
重曹の一番のメリットは、人体に無害である成分だということです。また環境にもあまり影響のでない成分であるため、排水口や配管が傷む心配もありません。小さい子どもがいても、ペットがいても取り扱いに気を使わず使用できます。
汚れ落としやつまり解消の効果は、市販のクリーナーと比較すると控えめですが、毎日持続して使う掃除アイテムとしてはおすすめです。初期段階であればつまりの解消にも役立ち、人体に無害な成分が重曹のメリットといえます。
重曹で排水口掃除をするデメリット
重曹を使う上で注意しておかなければならない点は、排水口掃除での効力が弱いという部分です。日常的な掃除を目的として使用するなら最高なのですが、完全につまってしまうと効果はありません。
市販のパイプクリーナーも同様なのですが、つまる前や初期状態での使用に向いています。完全なつまりを解消するために重曹を使ったら、効果が得られなかったとならないように注意しておきましょう。
まとめ
100均やホームセンターで手軽に購入出来る重曹は、掃除アイテムとして人気がある商品です。そのほか食品にも使用できたり、薬にも入っていたりと魅力的な部分がたくさんあります。
しかし人体にも無害な成分であるため、頑固なつまりや汚れには効果が少し足りないかもしれません。日常の予防対策として、排水口掃除にお使いください。日常での掃除であれば、きれいな排水口を維持できます。
またクエン酸をプラスさせることで、酸性で落ちる汚れとアルカリ性で落ちる汚れが一度に落とせます。お風呂掃除のついでに、重曹とクエン酸で排水口もきれいにしておきましょう。
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