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水のコラム

洗面所の水漏れ解消対策ポイント

2021年06月16日 洗面所のトラブル


台所・お風呂・トイレ・洗濯機など、家庭内にはいくつもの水まわりがあります。日常的に使う頻度が高すぎてあまり気にしていないかもしれませんが、トラブルが起きたらほかの場所以上に大問題になるのが洗面所かもしれません。


蛇口や水栓などの給水側、水を流し出す排水側のいずれかで不具合が生じると洗面所の床が水浸しとなり、程度次第では床下まで浸水してしまう可能性があります。マンションやアパートなどの集合住宅では階下への被害も想定され、水道代の上昇だけで済まず、補償金支払いまで発生する可能性が否めません。


そこで今回は、洗面所で起こり得る水漏れの原因の解説や修理など、各種の対策に関する正しい知識をご紹介します。



準備


漏れ出た水の広がりを抑えるためには、古新聞や雑巾を床に敷いて吸収させることが多いです。タオル・バケツ・ラバーカップも用意しておきましょう。慣れない作業での怪我や、汚水に触れて生じ得る感染症のリスク対策として、ゴム手袋も準備しておくと安心です。


万が一の事態に備えて工具類や交換用の予備パッキンも日頃から買いそろえておきましょう。予備パーツを購入するときは、事前に自宅の水まわりで用いられているパッキンのサイズや種類を調べておき、サイズの合わないものや型番の違うものを買わないように注意してください。


漏水箇所の特定


水漏れは既に床が濡れてしまった状態で気づくことが多いため、漏水箇所が一目瞭然といった事態は少ないかもしれません。水漏れ箇所の特定するときに目安になるのは、溜まっている水の色です。無色透明なら給水側から、濁ったように見えるなら排水側からの漏水と考えられますが、あくまでも対策を始めるときの一次所見と考えましょう。


まずは一度、水を出してみて、水漏れの原因を特定します。ハンドルレバーを閉めてもまだ水が出てくる、シャワーヘッドからしずくが落ち続けている、洗面台とレバー部の継ぎ目からしみ出ているなどの状態が確認できれば、給水側トラブルと判断できます。


ここで漏水が見当たらなければ、排水機構を見なければいけません。洗面台下の収納スペース内にあるS字型排水パイプの詰まりや、床下へ潜る部分の継ぎ目の緩み、パイプそのものの亀裂や破損に起因する漏水の可能性が高くなります。


給水側での対処


給水側の漏水は、多くがナットの緩みかパッキンの劣化に起因しており、簡単なDIY作業で直せます。しかし、間断なく水が供給されているため、不用意にハンドルレバーなどの各部位を外すと現状をはるかに超える速度で水が溢れ出ます。


蛇口手前で水を止める止水栓が洗面台下にありますので、作業前に確実に閉めましょう。レンチでの接続部ナット締めなおし、レバーを取り外してパッキンを交換した後、水を流して漏水が止まっていれば作業完了です。


排水側での対処


上水道側と同様に、パイプ接続部ナットの緩みや各所パッキン劣化が原因となっている場合がありますので、先ほどと同じ作業を行います。S字型の排水パイプは害虫や悪臭が家庭内に入ってくるのを防いでいる重要な部分ですが、髪の毛やそのほかの異物が引っ掛かりやすい箇所でもあるので、詰まりが原因の水漏れを引き起こすことがあります。


ラバーカップを用いての瞬間的な圧力変化で一息に詰まりを解消できるので、試してみましょう。パイプ洗浄剤を使用して放置した後に湯水を流すのは、本来であれば詰まりの予防措置にあたりますが、緊急の原状回復には有効です。


しかし、気圧や水圧の変化で流しきれない異物が詰まっているときには、家庭内での対処は難しいです。塩化ビニール製のパイプであればスペアをホームセンターで予備を購入しておき、自分で交換することも可能ですが、金属製の配管が腐食などの原因で破損して漏水に至っているときに自分でできることはありません。


また排水管内で生じている詰まりが汚水逆流を発生させて漏水している事態では、衛生面で極めて深刻な状態といえるだけでなく、専門的な道具や知識が必要になります。これは素人が対処できる範囲を超えていますので、無理に自分で対処しようとするのではなく、早急に専門業者に依頼しましょう。


専門業者に依頼する利点


自分では原因を特定できない場合でも、プロの目には一目瞭然で、最適な解決に導いてくれるケースは多いです。安全で迅速に、良心的な価格でアフターフォローも万全な専門業者の知識と経験に依頼すれば、万一の事態に陥ったときも安心です。水回りのトラブル解決には、特殊な技術が必要なこともありますので、無理をせず専門家の力をかりましょう。


おきなわ水道職人へご連絡ください!


おきなわ水道職人は、那覇市、沖縄市、浦添市、名護市など、沖縄本土全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでの詰まりなど、水回りのトラブルでお困りの際には、お気軽におきなわ水道職人にお問い合わせください。



監修者

監修者の写真

主任

和田 大輝

《略歴》

水道メンテナンスの第一線で活躍する和田大輝は、公益財団法人給水工事技術振興財団によって認定された給水装置工事主任技術者です。
私は国家資格としての優れたスキルと専門知識を有しており、給水システムにおける高度な技術力を誇ります。
当コラムでは、給水工事における主任技術者の視点から、水回りのトラブル対応のアドバイスや家庭で実践可能な応急対応等にについて解説しています。

保有資格:給水装置主任技術者

沖縄のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おきなわ水道職人(沖縄水道職人)」

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