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水のコラム

洗面所の蛇口から突然濁り水が出た時の原因と対処法

2021年05月06日 洗面所のトラブル


いつものように洗面所の水を出したら、「ゴミの混ざった濁り水が出てきた!」ということもあります。悪臭のする濁り水が出てくることもあり、どうしたら良いのか困ってしまうでしょう。今回は、洗面所の水が濁る原因と対処法について症状別に詳しく紹介します。



赤い濁り水が出てきた場合


洗面所から赤い水が出てきた場合は、次の原因が考えられます。


・原因

水道工事や水道管の漏水した場合、火災によって消火栓を使った場合に、水道管内を流れる水の早さや方向が変わることがあります。それにより長年水道管に蓄積された鉄サビが剥がれ、そのサビが水と混ざり赤い水となって蛇口から出てくることがあります。これは、水道管には鋳鉄製の材質が材料として多く使われており、長年使用していると腐食して鉄サビが発生するからです。


・対処法

赤い水が出た時は、飲用や洗濯には使わないようにしましょう。蛇口からしばらくの間水を流すと透明に戻るので、無色透明になったら飲用として使っても問題ありません。水を流し続けても濁り水が出る場合は、お住まいの市町村の水道課へ連絡してください。


・安全性は?

水が赤く濁る原因である鉄サビは、人体への吸収率が低くほとんどが対外へ排出されます。そのため赤水を少量飲んだとしても、それほど健康に影響はないと言われています。しかし、多くの量や高濃度の赤い水を飲んだ場合は、下痢や嘔吐などの症状が現れることもあります。また、洗濯に使うと衣類が変色してしまうこともあるので注意してください。


白い濁り水が出た場合


蛇口から出る濁り水は、赤色だけでなく白く濁った水が出る時もあります。


・原因

水道工事が行われた場合、急激に水道管内の水圧が変わることがあります。そうすると水の中に溶けていた空気が気泡となって、水が白く濁ったように見えます。給湯器からお湯を出す時も、同じような現象が起こることがあります。


・対処法

白く濁って見える水は空気によるものなので無害ですし、時間が経てば自然と透明に戻ります。全く問題はありませんが、水道管の中に空気が溜まった状態で蛇口から水を勢いよく出すと振動して気泡になりやすいので、気になるようでしたら蛇口をゆっくりと開けましょう。


・安全性は?

先に述べたように白い濁り水の原因は空気なので、そのまま飲んでも健康に悪い影響はありません。


ゴミのようなものが出てきた場合


洗面所の蛇口から濁った水だけでなく、ゴミのようなものが出てくることもあります。


・原因

蛇口からゴミのようなものが出てくることがありますが、そのほとんどが鉄サビです。原因は赤い水が出てくる時と同じで、水道管に使われている材料が経年劣化によって錆び、それが剥がれて出てきたことによります。


・対処法

サビが出ている時は、飲用や洗濯に使わないようにしましょう。しばらく水を流してサビが出てこなくなったら、飲用としても構いません。


・安全性

赤い水が出た時と同じで、鉄サビが混入した水を少し飲んでしまったとしても、人体への吸収率が低いのでそれほど問題はありません。


砂のようなものが出てきた場合


蛇口から砂のようなものが出てくることもあります。


・原因

水道工事をする際に、古い水道管を切断して新しい水道管を接続する作業が行われることがあります。その際には、水道管内に砂が入らないように十分に注意し、管内をしっかり洗浄してから接続しますが、ごくまれに砂が入ってしまうことがあります。また、水道管に亀裂や破損があると、断水した時や水道管の圧力が下がった時に、破損したところから砂が入ってしまうこともあります。


・対処法

水道工事が原因で砂が出てくる場合は一時的なものなので、しばらく水を流し続けると砂が出てこなくなり、透明な水に戻ります。ただし、原因が水道管の破損の場合は、水道管の補修工事が必要になるので、水道修理業者に連絡しましょう。


水道水から悪臭した場合


洗面所から嫌な臭いがした時、排水口や排水管の詰まりによって臭うことが多いですが、水道水からも悪臭がすることがあります。


・原因

水道水には塩素で消毒をしているので塩素の臭いがすることがありますが、これは消毒の効果が発揮されている証拠です。ただし、塩素ではない臭いがした時は、水道課へ相談してください。


・対処法

塩素の臭いが気になる場合は、煮沸する、冷やす、汲み置きするという方法で軽減できます。ただし、これらの方法は塩素による消毒効果がなくなってしまうので、早めに使いきるよう気をつけてください。


濁り水の根本的な解決には専門業者へ依頼


洗面所の蛇口から出る水が濁っていたり、サビが出てきたり、悪臭がしたりしたら驚いてしまいますよね?そのほとんどが一時的なもので、しばらくの間水を流すことで透明な水に戻るので、それほど心配する必要はありません。しかし、水道管を掃除したりサビを取り除いたりすることはできないので、根本的な解決には水道修理業者に依頼する必要があります。


おきなわ水道職人は名護市や豊見城市、うるま市や糸満市、宮古島市など沖縄県内の水回りのトラブルに緊急対応いたします。修理依頼の受付は24時間体制で行っているので、突然のトラブルにも駆けつけます。


例えば、ピアスやヘアピンなどの小さな固形物が排水口の奥で詰まっている場合は、自分で取り出すのが非常に困難です。その詰まりに汚れがさらに積み重なると、水漏れを引き起こすこともあります。そのような場合、自分で無理に直そうとすると、症状を悪化させてしまうことがあります。少しでもお困りのことがございましたら、おきなわ水道職人へご連絡ください。



監修者

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主任

和田 大輝

《略歴》

水道メンテナンスの第一線で活躍する和田大輝は、公益財団法人給水工事技術振興財団によって認定された給水装置工事主任技術者です。
私は国家資格としての優れたスキルと専門知識を有しており、給水システムにおける高度な技術力を誇ります。
当コラムでは、給水工事における主任技術者の視点から、水回りのトラブル対応のアドバイスや家庭で実践可能な応急対応等にについて解説しています。

保有資格:給水装置主任技術者

沖縄のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おきなわ水道職人(沖縄水道職人)」

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