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水のコラム

蛇口の黒い汚れは何が原因?掃除方法と予防のコツ【水道職人:プロ】

2024年11月18日 キッチンのメンテナンス


ふと気が付くと家の蛇口に黒い汚れが付いていた、なんて経験ありませんか?

汚れかどうかわからずとも、水回りに謎の黒いものを見つけてしまったら、見た目にも不快ですし、衛生的にも影響がありそうで心配ですよね。


この記事では、蛇口に発生する黒い汚れの原因や、その対処方法をわかりやすくご紹介します。

他にも、白い汚れやピンクのぬめりなど、水回りでよく発生する汚れについての掃除法や予防策についても触れています。


蛇口をいつも清潔に保ち、快適な水回り環境を維持するために、ぜひ参考にしてみてください。


 



蛇口の黒い汚れの正体は?



蛇口の周りに発生する黒い汚れの原因には、いくつかの要因が絡んでいます。

この黒ずみは見た目が悪いだけでなく、衛生的にも注意が必要です。


黒ずみの発生要因を把握し、日頃からこまめに対処することが、清潔な水回りを維持する鍵となります。


 


黒い汚れの正体と発生原因


蛇口に発生する黒い汚れの正体は、主に黒カビの繁殖が原因であるケースがほとんどです。


黒カビは湿気を好むため、水回りは特に発生しやすい環境です。

水滴が蒸発せずに残ることで、空気中のホコリや雑菌が蓄積され、カビとして広がります。


また他にも、蛇口の金属が酸化することで黒ずんでしまっていることもあります。

酸化した金属は、水分と反応することでさらに腐食しやすくなり、見た目の悪化だけでなく、蛇口自体の耐久性を低下させてしまうため注意が必要です。


 


沖縄の水質と黒ずみの関係


沖縄では年間を通して湿度が高く、冬場でも軽く70%を超える日もあります。

そのため、黒カビにとっては他の地域に比べても繁殖しやすい環境だと言えるでしょう。


黒い汚れが目立つ前に、普段から黒カビへの対策を欠かさないことが大切です。


 


黒い汚れ(黒カビ)を落とす方法



先述の通り、黒カビは見た目の不快感だけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があるため早めの対処が重要です。

ここでは、黒カビの特徴と具体的な掃除方法について詳しく解説します。


 


黒カビの特徴と衛生面でのリスク


黒カビは湿気の多い場所で発生しやすく、特に蛇口の根元や水がたまりやすい部分にできやすいです。

黒カビはアレルギー症状や呼吸器系への悪影響を引き起こすこともあり、衛生的に放置するのは好ましくありません。


また見た目が悪くなるだけでなく、蛇口の金属部分に染み付いてしまうこともあるため、被害が広がる前に早急に除去しておくことをおすすめします。


 


黒カビを効果的に除去する掃除法


黒カビを効果的に取り除くには、専用のカビ取り剤やクエン酸が効果的です。


以下の手順で掃除を行いましょう。


1.カビ取り剤またはクエン酸を準備:

市販のカビ取り剤を使用する場合は、適量を黒カビの部分にスプレーします。クエン酸を使う場合は、水に溶かしてスプレー容器に入れ、黒カビに吹きかけましょう。


2.放置して浸透させる:

カビ取り剤やクエン酸をスプレーした後、5〜10分ほど放置し、カビに成分がしっかりと浸透するようにします。


3.ブラシでこすり落とす:

柔らかいブラシや歯ブラシで、カビを優しくこすり落とします。力を入れすぎると蛇口が傷つく可能性があるため、丁寧に作業しましょう。


4.水で洗い流す:

カビを取り除いた後は、水でしっかりと洗い流し、薬剤が残らないようにします。


5.乾燥させる:

最後に、蛇口周りを乾いたタオルで拭き取り、水分を残さないようにしましょう。湿気が残ると再び黒カビが発生する原因となるため、しっかり乾燥させることがポイントです。


 


蛇口に発生するその他の汚れと対処法



蛇口周りには黒カビ以外にも様々な汚れが付着します。

水回りの清潔を保つために、よくある蛇口汚れの種類と効果的な対処法についても理解しておきましょう。


 


白い汚れ:水垢


黒カビと合わせてよく目にする機会が多い汚れとして、白いカサカサした汚れがあります。


これは一般的に水垢と呼ばれるもので、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが乾燥して残ることで、白っぽい汚れとなって現れます。

特に蛇口の表面やシンク周りに付きやすく、見た目を損なう原因にもなります。


水垢を掃除する場合にも、クエン酸は非常に有効です。

クエン酸を水で溶かしたスプレーを作り、汚れに吹きかけて数分間放置した後、スポンジで優しくこすり落としましょう。


しつこい汚れにはキッチンペーパーなどを使ったクエン酸パックもおすすめですよ。


 


ピンクのぬめり:ロドトルラ


お風呂場やキッチンの隅などがピンク色でぬめぬめした状態になっているのを目にした方も多いのではないでしょうか。


このぬめりは、ロドトルラという酵母菌の一種が繁殖したもので、湿気の多い水回りで特に見られます。

見た目だけでなく、臭いの原因にもなりやすいため早めの対処が必要です。


ロドトルラは、基本的には中性洗剤でしっかりとこすり洗いをするだけで落ちてくれることがほとんどです。

ブラシやスポンジで軽くこすり、汚れを取り除いた後、水で洗い流しましょう。


その後、タオルなどでよく乾燥させ、普段から湿気を減らすことが予防にもつながります。


 


青っぽい汚れ:錆び


金属製の蛇口には酸化によって錆が発生することがあります。

錆びは蛇口自体の耐久性を損なうため、見つけ次第できれば除去することが望ましいです。


実は錆びが発生した場合にも、クエン酸が活躍してくれます。


少量のクエン酸をキッチンペーパーなどに染み込ませ、錆びている部分にしばらく貼りつけておきましょう。

その後、歯ブラシで優しくこすり落とすことで、ある程度錆びを除去することができます。


ただし、年月が経ちすぎていたり、あまりに酷く錆びついてしまっている場合は、除去しきれない場合もあるため、一度交換などを検討してみても良いかもしれません。


 


蛇口周りを清潔に保つ習慣と注意点



蛇口周りを常に清潔に保つためには、日頃からのこまめなケアが重要です。

ここでは、日常的な手入れのポイントと、掃除時に注意しておきたい安全対策について解説します。


 


日々の簡単な手入れとコツ


繰り返しになりますが、蛇口周りに水分が残ることで、黒カビや水垢が発生しやすくなります。

そのため、使用後に蛇口周りをサッと拭き取るだけでも、汚れの予防になります。


特に湿度が高い沖縄県などでは、蛇口の根元や蛇口の下にたまった水分を、乾いたタオルやペーパーでしっかり拭き取り、カビやぬめりの発生を抑える工夫をしておくと良いですね。


また、月に1〜2回はクエン酸や中性洗剤で定期的な掃除を行うことで、頑固な汚れを防ぐことができます。

定期的なお手入れが習慣化すると、掃除の手間が減り、蛇口を清潔に保ちやすくなりますよ。


 


清掃時の安全対策と注意点


清掃時には、皮膚や目を保護するために手袋やゴーグルの着用をおすすめします。

特にクエン酸やカビ取り剤などを使用する際は、直接触れることで皮膚に刺激を与える可能性があるため、厚手のゴム手袋などを着用することで安全に作業ができます。


また、清掃後はしっかり換気を行い、薬剤が残らないように水でしっかりと洗い流してください。


 


蛇口のトラブルには「おきなわ水道職人」



蛇口の黒い汚れは、ある程度日常的なケアで予防できますが、頑固な汚れや掃除が難しい場所では、自力での対処が難しいこともあります。

特に黒カビや錆びなど、放置すると衛生面に悪影響を及ぼす場合には、専門の業者に依頼してみるのも一つの手段です。


私たち「おきなわ水道職人」では、蛇口や水回りのトラブルに迅速に対応できるよう、沖縄県に根差したサービスを心掛けております。


お見積りは無料で行っておりますので、水回りで気になる汚れやトラブルがあれば、お気軽にお問い合わせください。

プロのスタッフが迅速かつ丁寧に対応し、きれいで衛生的な水回りを取り戻すお手伝いをいたします。



監修者

監修者の写真

主任

和田 大輝

《略歴》

水道メンテナンスの第一線で活躍する和田大輝は、公益財団法人給水工事技術振興財団によって認定された給水装置工事主任技術者です。
私は国家資格としての優れたスキルと専門知識を有しており、給水システムにおける高度な技術力を誇ります。
当コラムでは、給水工事における主任技術者の視点から、水回りのトラブル対応のアドバイスや家庭で実践可能な応急対応等にについて解説しています。

保有資格:給水装置主任技術者

沖縄のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おきなわ水道職人(沖縄水道職人)」

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